努める・勉める・勤める・務めるの違い

「努める」や「勉める」、「勤める」、「務める」、どれも日々の生活において、物心ついた頃からずっと行っていることで、人が生きるために為すべきことと言えます。この四つは、どれも「つとめる」と読む同音異義語であり、また努力や勉強、勤労、業務などの熟語でも馴染み深いですが、それぞれの意味はどう違うのでしょうか?

ここでは、意外と知っているようでいて知らない、「努めると勉めると勤めると務めるの違い」について、簡単にまとめてみました。

「努める」の意味と用例

努めるは、「勉める」とも表記され、簡単に言えば、努力することをいいます。これは、「勤める」や「務める」と同じ語源で、力を尽くしてあることをする、精を出して仕事をするといった意味があります。

<努めるの用例>

・生活習慣病の予防に努める
・指導や教育を徹底し、再発防止に努める
・従業員の労働環境の改善に努める企業が増えてきた

「勉める」の意味と用例

勉めるは、「努める」とも表記され、簡単に言えば、努力することをいいます。これは、「勤める」や「務める」と同じ語源で、力を尽くしてあることをする、精を出して仕事をするといった意味があります。なお、日常的には、「努める」と表記することが多いです。

<勉めるの用例>

・智識を得ようと勉める
・勉強とは、強いて勉めることなのか
・時に之を照したと同じ幻影を作出することに勉める

「勤める」の意味と用例

勤めるは、簡単に言えば、勤務することをいいます。これは、「努める」や「務める」と同じ語源で、会社や役所、商店などに雇われて、そこで働くことをいうほか、仏道に励むこともいいます。

<勤めるの用例>

・臨床検査技師として市民病院に勤める
・昨年の春に卒業し、正社員としてホテルに勤める
・会社員として勤める傍ら、小説を長年書き続けている

「務める」の意味と用例

務めるは、簡単に言えば、ある役目をすることをいいます。これは、「努める」や「務める」と同じ語源で、ある役割や任務を引き受けて、その仕事をすることをいうほか、芝居等の役を演じることもいいます。

<務めるの用例>

・選挙で立会人を務めることになった
・代理人を務める弁護士が緊急声明を出した
・異例の抜粋で映画初主演を務めることが決定した

「努める」と「勉める」と「勤める」と「務める」の違い

「努める」と「勉める」と「勤める」と「務める」は、どれも同じ語源ですが、努めると勉めるが同義の他は、意味がそれぞれ異なります。

・努める:力を尽くしてあることをする
・勉める:力を尽くしてあることをする
・勤める:雇われて、そこで働く
・務める:ある役目をする

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