校正と校閲の違い

昨今、企業や役所などにおいて、ウェブサイトやメール、SNSなどで情報発信の機会が増えると共に、様々な文章を作る機会が増え、業務の中で「校正」や「校閲」に携わっている方もおられるのではないでしょうか? これらは、元々は、新聞社や出版社などの印刷物の制作過程での作業であり、とても地味ですが、とても重要なものとなっています。

一般に出版関連などでは、校正と校閲が分業体制となっていますが、企業や役所などでは人手の問題もあり、一人で校正と校閲をやられることも多いかと思います。ここでは、似た感じのする作業である「校正」と「校閲」について、その概要や違いを簡単にまとめてみました。

校正の概要

校正(こうせい)は、簡単に言えば、文字や文章を比べあわせ、誤りを正す作業をいいます。これは、誤字や脱字などの文字の誤りを正すこと、また制作物と元原稿を照らし合わせ、誤植や体裁の誤りを正すことであり、第一人者(専門家)になるには、職人技と根気が必要です。

校閲の概要

校閲(こうえつ)は、簡単に言えば、文書や原稿などを読み、内容の正誤や適否を確認する作業をいいます。これは、執筆者が作成した文章や原稿などを第三者(他人)がチェックし、内容の矛盾や表現の誤り、事実関係の誤りなどがないかを確かめ、適宜、訂正や補足などをすることを指します。また、校閲したものは、執筆者や編集者などにフィードバックされます。

なお、校閲は、校正と比べて、機械的な作業ではなく、内容を徹底的に読み込み、事実関係を確認し、さらには修整・補足までするので、物事を客観視できる能力など総合力が問われます。

校正と校閲の違い

最後に「校正」と「校閲」の違いをざっくりとまとめると、以下のようになります。

●校正

文字や文章を比べあわせ、誤りを正す作業(製作上のミスをチェック)。

●校閲

文書や原稿などを読み、内容の正誤や適否を確認する作業(制作物の内容を総合チェック)。

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