文と文節と文章と文書と文面の違い

ビジネスにおいても、プライベートにおいても、何かを書いたり、何かを読んだりすることは、日々の作業として普通に行われています。そういった中で、何らかの「文(ぶん)」と常に接している訳ですが、それには文や文節、文章、文書、文面といったものがあります。

一般に文に関する基本知識は、その昔、国語の授業で習っているものですが、時の流れと共に、曖昧になっている方も多いのではないでしょうか? ここでは、「文と文節と文章と文書と文面の違い」について、簡単にまとめてみました。

文とは?

文(ぶん)は、言葉を写す記号や文字、文字で書き記したものや詩文、学問や学芸、模様やあやなどのことをいいます。これは、言語学などでは、思考や感情を言葉で表現する際の、完結した内容を表す最小の単位であり、その多くは複数の文節によって構成され、句点やピリオド・疑問符・感嘆符で締めくくられます。

<文の例>

・今日は、仕事が忙しい。
・ありがとう。(一語文もあり)

文節とは?

文節(ぶんせつ)は、日本語の文を自然な発音によって区切った際の最小の言語単位をいいます。これは、音声上の単位としても特徴を持ち、また一つの自立語またはそれに付属語が一つないし二つ以上付いたもの(短い一句切)からなります。

<文節の例>

・文:青いバラが咲いた。
・文節:「青い」「バラが」「咲いた」

文章とは?

文章(ぶんしょう)は、 文を連ねて、まとまった思想や感情などを表現したものをいいます。これは、言語学などでは、文法で「文よりも大きな単位」であり、一文だけのこともありますが、通常はいくつかの文が集まって、まとまった内容を表現するもの(完結体)となっています。

<文章の例>

・今日は、仕事が忙しい。おそらく、残業になるだろう。
・バブルは、バブルの時には分からない。それが弾けて、初めてバブルと分かるのである。

文書とは?

文書(ぶんしょ)は、文字で書き記したものの総称をいいます。これは、様々な種類があり、具体的には、本や雑誌、新聞、白書、申請書、届出書、申込書、契約書、約款、報告書、稟議書、説明書、論文、書状、手紙、メールなどが挙げられます。

文面とは?

文面(ふみづら)は、「ぶんめん」とも読み、書き表された文字や文章、書かれている事柄や趣意のことをいいます。これは、実際に読んだ後に用いられることも多く、また「文面に見入った」や「文面から察するに」、「文面から判断して」、「文面では分からない」、「文面によれば」、「文面にもあるように」といった使われ方もよくします。

文と文節と文章と文書と文面の違い

最後に「文」と「文節」と「文章」と「文書」と「文面」の違いをざっくりとまとめると、以下のようになります。

・文:完結した内容を表す最小の単位
・文節:文の構成要素で、最小のひとまとまり
・文章:文がいくつか集まって、まとまった内容を表すもの
・文書:文字で書き記したものの総称
・文面:書かれている事柄や趣意

◎文節は文の一部である。また、文は、文章の一部である。

◎文章は、文を連ねて、まとまった思想や感情などを表現したものなのに対して、文書は、書類や書籍など文字で書き記したものの総称である。

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