適正と適性の違い

日常業務や就職活動などのビジネスシーンにおいて、「適正」や「適性」という言葉を見かけることがあります。どちらも「てきせい」と読み、例えば、「適正な運用」や「適正価格」、「適性が高い」、「適性検査」というように使われます。

ここでは、同音異義語の「適正」と「適性」について、その意味や用法、違いを簡単にまとめてみました。

適正の意味と用法

適正は、適当で正しいことやそのさまをいいます。これは、ぴったり当てはまることを意味する「適(てき)」と、間違いがなくただしいを意味する「正(せい)」からなる用語で、また「適正水準」や「適正使用」、「適正体重」、「適正配置」など、複合語でもよく用いられています。

<適正の用例>

・自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例
・年功序列を排除し、優秀な若手を適正に評価する
・現在の価格は、適正な市場価格を反映したものだ

適性の意味と用法

適性は、ある物事に適している性質や能力、そのような素質や性格をいいます。これは、ぴったり当てはまることを意味する「適(てき)」と、生まれつきのや物事に備わった性質を意味する「性(せい)」からなる用語で、また日常的には、就学や就職、職場配置などを決める際に考慮されるべき、その個人の適応可能性の意味で使われることも多いです。

<適性の用例>

・面接で熱意や適性をみる総合型選抜を設ける
・監督は短いイニングの先発として適性を見いだした
・○○が大統領としての適性がないことを再び証明した

適正と適性の違い

最後に「適正」と「適性」の違いをざっくりとまとめると、以下のようになります。

◎「適正」は、適当で正しいことやそのさまをいうのに対して、「適性」は、ある物事に適している性質や能力、そのような素質や性格をいう。

◎就職においては、「適性」が合っても「適正」でないこともある。また、適性検査は、適正な職業に就くためのひとつの目安である。

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