「探す」と「捜す」の違い

「仕事を探す」や「面影を探す」、「紛失物を捜す」、「迷子を捜す」など、ビジネスにおいても、プライベートにおいても、「探す」や「捜す」という言葉をよく目にします。どちらも「さがす」と読み、必要なものや失ったものを見つけようとすることを意味しますが、いざ文章の中で使おうとすると迷うことも多いのではないでしょうか?

ここでは、意外と知っているようでいて知らない、「探すと捜すの違い」について、簡単にまとめてみました。

「探す」の意味と用法

「探す」は、手に入れたいものを見つけ出すという意味があり、英語では「Look for」が該当します。また、"探求"や"探究"、"探険"、"探査"という言葉があるように、通常、欲しいものをさがす場合に用いられます。

<探すの用例>

・ニホンリスが元気に餌を探す姿が見られる
・生き物を探す際には、痕跡の調査が欠かせない
・これまでの経験を社会に還元できる職を探すことにした

「捜す」の意味と用法

「捜す」は、失ったものなどを見つけ出すという意味があり、英語では「search」が該当します。また、"捜査"や"捜索"という言葉があるように、通常、見えなくなったものをさがす場合に用いられます。

<捜すの用例>

・残る3人の行方を巡視船などを使って捜す
・ボールを捜すふりをして、川の水を飲みに行った
・警察はあてにならず、自分で犯人を捜すしかない

「探す」と「捜す」の違い

最後に「探す」と「捜す」の違いをざっくりとまとめると、以下のようになります。

◎「探す」は主として欲しいものをさがす際に用いられるのに対して、「捜す」は主として見えなくなったものをさがす際に用いられる。

◎英語に翻訳した場合、「探す」は「Look for」が該当するのに対して、「捜す」は「search」が該当する。

◎人をさがす場合、婚活などで、さがす相手が具体的には分かっていない場合は「探す」を用い、また災害時の安否確認などで、さがす相手が具体的に分かっている場合は「捜す」を用いる。

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