基準と規準の違い

「基準を設ける」や「判断基準」、「規準となる」、「行動規準」など、ビジネスにおいても、プライベートにおいても、「基準」や「規準」という言葉を見かけることがあります。どちらも「きじゅん」と読む同音異義語ですが、それぞれでどこが違うのでしょうか?

ここでは、知っているようでいて意外と知らない、「基準と規準の違い」について、簡単にまとめてみました。

基準の意味

基準は、物事の基礎となる拠り所や満たさねばならない一定の要件をいいます。これは、根拠となるものを意味する「基(き)」と、物事をはかる拠り所を意味する「準(じゅん)」からなる用語で、また日常的には、評価基準や世界基準、会計基準、審査基準、判断基準、耐震基準、基準違反、基準値、基準年など複合語でもよく用いられます。

<基準の用例>

・企業の総収益を基準に順位付けしたもの
・どういう基準で支給しているのか疑問が残る
・欧米の基準に適合した施設がようやく稼働した

規準の意味

規準は、判断や行動の手本となる規範や規則のことをいいます。これは、行動や判断の拠り所となる基準を意味する「規(き)」と、物事をはかる拠り所を意味する「準(じゅん)」からなる用語で、その由来は、コンパス(規)と水準器(準)が転じたものだそうです。

<規準の用例>

・コンプライアンス行動規準を制定した
・社会に認知されないと規準作りや法制化は進まない
・この原則の順守は極めて重要であり、国際的に認められた規準だ

基準と規準の違い

最後に「基準」と「規準」の違いをざっくりとまとめると、以下のようになります。

・基準:物事を比較・判断する拠り所となる一定の標準
・規準:判断や行動の手本となる規範や規則

◎どちらも「きじゅん」と読む同音異義語であるが、日常的には「基準」の方が使用頻度が断然高い。

◎「基準」は物事を比較・判断する際の拠り所となる標準なのに対して、「規準」は手本として守るべき規範や規則のことをいう。

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