許可と認可の違い

ビジネスにおいて、「許可を取る」や「認可が下りる」といった言葉を耳にすることがあります。許可と認可は、どちらも言偏で「可(か)」が入り、似た感じがしますが、一方でどこが違うのでしょうか? また、許可は、プライベートでも使うことがありますが、認可は、プライベートでは使うことがありません。

ここでは、似た感じのする用語である「許可」と「認可」について、その意味や違いを簡単にまとめてみました。

許可の意味

許可(きょか)は、一般的には、願いを聞き届け、ある行動(行為)を許すことをいいます。これは、行政においては、法令により一般的に禁止されている行為を、行政機関が特定の場合に解除し、適法に行えるようにする行政行為を指します。現在、警察許可や規制許可、財政許可などに分けられ、具体的なものとして、飲食店の営業許可、旅館業の許可、風俗営業の許可、自動車運転免許、薬の製造承認などが挙げられます。

<許可の用例>

・主治医から外泊の許可がやっと下りた
・安全面を理由に道路の使用を許可していなかった
・飲食店の開業には保健所の許可が必要で、営業開始前に食品営業許可申請を行う

認可の意味

認可(にんか)は、一般的には、ある事柄を認めて許すことをいいます。これは、行政においては、行政機関が第三者の行為に同意を与え、その行為を法律上有効に完成させる行政行為を指します。現在、具体的なものとして、法人設立の認可、起債の認可、保育所設立の認可、合併の認可、電気・ガス料金の上限認可などが挙げられます。

<認可の用例>

・運賃の値上げを国土交通省に認可申請した
・会社員でも副業や兼業を認可する企業が増えてきた
・東京都は○○地区市街地再開発組合の設立を認可すると発表した

許可と認可の違い

最後に「許可」と「認可」の違いをざっくりとまとめると、以下のようになります。

◎一般的な意味では、「許可」が願いを聞き届け、ある行動を許すことをいうのに対して、「認可」はある事柄を認めて許すことをいう。

◎行政においては、「許可」も「認可」も行政行為であるが、罰則面で大きく異なる。許可では、無許可で実施した場合、処罰の対象となるのに対して、認可では、無認可で実施した場合、原則として処罰の対象とならないが、無認可の該当行為は無効となる。

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