検討と見当の違い

ビジネスにおいても、プライベートにおいても、「検討する」や「検討中」、「見当がつく」、「見当違い」といった言葉を耳にすることがあります。これらの中に出てくる「検討」と「見当」は、どちらも「けんとう」と読む同音異義語ですが、それぞれの正しい意味をご存知ですか?

ここでは、普段、何気に使っている同音異義語の「検討」と「見当」について、その意味や用法、違いを簡単にまとめてみました。

検討の意味と用法

検討は、物事を詳しく調べて考えることをいいます。これは、取り調べるを意味する「検(けん)」と、問題点をくまなく探り調べるを意味する「討(とう)」からなる用語で、通常、何らかの事象に対して、一人もしくは複数で、種々の面から調べて、良いか悪いかを考える場合に用いられます。

<検討の用例>

・会議で十分に検討を重ねた
・この提案は、検討の余地がある
・様々な角度から検討し、総合的に判断する

見当の意味と用法

見当は、はっきりしていない事柄について大体の予想をすること、大体の方向・方角、版画・印刷で刷る位置を示す目印などをいいます。これは、見かたや考えを意味する「見(けん)」と、あてはまるや道理にかなうを意味する「当(とう)」からなる用語で、通常、何らかの事象に対して、自分一人でだいたいの推測・判断をする場合に用いられます。

<見当の用例>

・その後の顛末は見当がつく
・それはもう見当違いもいいところだ
・一体どんな状態なのか見当もつかない

検討と見当の違い

最後に「検討」と「見当」の違いをざっくりとまとめると、以下のようになります。

・検討:物事を詳しく調べて考えること
・見当:はっきりしていない事柄について大体の予想をすること

◎「検討」は、客観的によく調べて考えることなのに対して、「見当」は、主観的に大体の予想をすることである。これより、「検討」には時間を要するが、「見当」にはあまり時間を要しない。

◎「検討」は、一人もしくは複数で行うのに対して、「見当」は一人で行い、関係者が複数いる場合、予想が異なることもある。

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